おの桜づつみ回廊の人気を支える「逆さ桜」。堤防の桜並木が田んぼの水面に映る=4月、小野市高田町
おの桜づつみ回廊の人気を支える「逆さ桜」。堤防の桜並木が田んぼの水面に映る=4月、小野市高田町

 今春、西日本最大級の規模を誇る小野市の桜の名所「おの桜づつみ回廊」へ花見に訪れた人は約7万人で、昨年より約5万人減ったことが市のまとめで分かった。交通渋滞を緩和するため、見頃の土日は駐車場を閉鎖して車の通り抜けを禁じるなどの対策を講じたためで、市は「最大の課題だった県道の渋滞を緩和できた。日常の市民生活への影響を抑えられた」とする。

 回廊は全長4キロに桜並木約650本が続く。上流の早咲き種から下流の遅咲き種へ順に咲く花を楽しめる。市によると計5品種のうち、ソメイヨシノは昨年より3日遅れて4月3日に開花。同6~9日に見頃のピークを迎えた。