姫路市家島町の男鹿島沖で見つかった不発弾(姫路海上保安部提供)
姫路市家島町の男鹿島沖で見つかった不発弾(姫路海上保安部提供)

 姫路海上保安部は24日、兵庫県姫路市家島町の男鹿島沖北3・7キロで旧日本海軍の不発弾が見つかったと発表した。金属製で長さ約90センチ、直径約20センチ、重さ約50キロの円筒形。同保安部によると、同日午後、海上自衛隊阪神基地隊(神戸市東灘区)が爆発の危険はないとみて回収した。

 同保安部によると、同日午前7時ごろ、漁師の男性(52)から「爆発物らしきものが見つかった。不発弾ではないか」と通報があった。底引き網漁の操業中に網を引き上げた際、不発弾を発見したという。

 阪神基地隊を統括する呉地方総監部(広島県呉市)によると、不発弾は旧日本海軍の通常弾とみられ、信管はなく、内部の炸薬も流出していたという。