17日午後、神戸市長田区の男性会社員(60)が「携帯電話番号が犯罪に使われていると言われ、現金300万円をだまし取られた」と兵庫県警長田署に届け出た。同署が詐欺事件とみて調べている。
同署によると7月11日、架空の団体名を告げる男から男性の携帯電話に連絡があり、LINE(ライン)でやりとりをするよう促された。男性は、警察官や検察官をかたる人物からラインで「詐欺で得たお金があなたの口座に送られた」「紙幣番号を調べるので送金して」などと言われ、同月19~24日、神戸市内のATMから6回に分けて計300万円を振り込んだという。
その後、さらに「消費者金融でお金を借りて」などと言われたことを不審に思った男性が、同署に相談した。