危険密集市街地に整備された「まちなか活用空地」=神戸市兵庫区(市提供)
危険密集市街地に整備された「まちなか活用空地」=神戸市兵庫区(市提供)

 26日に投開票される神戸市長選では、防災への取り組みも注目される。地震発生後に大規模火災の恐れがある「著しく危険な密集市街地(危険密集市街地)」は、兵庫県内では神戸市に全て集中し、甲子園球場約46個分に相当する176ヘクタールに及ぶ。30年前の阪神・淡路大震災でも被害拡大の原因になった。市は古い建物の解体などに補助を出しているが、住民の高齢化もあり、解消は難航している。(上田勇紀)