照明が灯り、存在感を放つ地下の工事空間=神戸市中央区
照明が灯り、存在感を放つ地下の工事空間=神戸市中央区

 地上の再整備が注目される神戸・三宮。夜、JR三ノ宮駅前の工事現場に照明がともると、広大な地下空間に、組まれた鉄骨群の威容が浮かび上がる。

 JR西日本が2029年度の開業を予定する新駅ビル。高さ約155メートル(地上30階建て)のビルは、神戸の新たなランドマークとして期待されている。地下は2階建てだが、現在は基礎の建設が進むため、さらに深くまで掘られている。

 「すごい光景」。そばの歩行者用デッキを通りがかった女性が、スマートフォンを片手に眺めていた。街の再整備は、私たちの目の前で進んでいる。(鈴木雅之)