兵庫県たつの市の民家で母娘2人が血を流して死亡しているのが見つかった事件は21日、遺体発見から2日を経て、第三者による殺人と断定された。兵庫県警は当初、無理心中の可能性もあるとみて捜査。司法解剖や現場検証の結果を待ちつつ、慎重に見極めてきた。
殺人事件で容疑者が絞り込めなかったり逃走したりしている場合、地元署に捜査本部が設置されるケースは多い。
だが県警は今回すぐに第三者による殺人とは断定せず、幅広く捜査。2人は首など上半身に複数の刺し傷があったが、傷の状況から自傷の疑いも否定しきれなかったためという。
これまでに、2人に関するトラブル相談や不審者情報は確認されていない。凶器は発見に至らず、何者かが持ち去った疑いがあるが、屋内は日用品が「かなり多い状態」(捜査関係者)で、現場保存と両立させつつ丁寧に探していたため「ないとは言い切れなかった」(同)という。
屋内には現金入りの財布が残されていた。一方、玄関先の屋外には血痕があり、第三者の移動時に不着したとも考えられるが、断定するには決め手を欠いた。県警幹部は「2人が亡くなった重大事件。決め付けず、フラットに状況を見極める」としていた。























