昨年6月の尼崎市議選で街頭演説中に名誉を傷つけられ、「私人逮捕」と称して取り押さえられた際にけがを負わされたとして、市民団体代表の40代男性が、政治団体「NHKから国民を守る党」や党首の立花孝志被告=別の名誉毀損罪で起訴=と党員2人に損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、神戸地裁であり、寺本佳子裁判長は同党と党員2人に計約66万円の支払いを命じた。立花氏は破産手続き開始決定を受けたため、訴訟が中断。別途期日が設けられるという。
判決によると、立花氏は演説中に抗議活動をした男性を指さして逮捕を予告。メガホンで反論した男性に「公選法違反です。自由妨害罪、私人逮捕です」などと述べ、党員に拘束を指示した。男性は首を引っ張られ、けがをした。
寺本裁判長は男性の発言は「演説を妨害するものではない」と認定。こうした発言が自由妨害罪に当たらないと事前に警察から聞いていた立花氏が、あえて誤った法的見解を大勢の前で表明した行為は名誉毀損に当たるとした。拘束時の暴行も違法と結論付けた。
立花氏と党員2人を巡っては、昨年12月に暴行容疑で不起訴処分(起訴猶予)となっている。
























