外湯や旅館が並ぶ通りを観光客らが歩く=3日午後、豊岡市城崎町湯島
外湯や旅館が並ぶ通りを観光客らが歩く=3日午後、豊岡市城崎町湯島

 豊岡市は、同市内のホテルや旅館に泊まる人に課す「宿泊税」を2028年度にも導入する方針を固めた。宿泊税は観光振興などの財源確保に向け、自治体が条例に基づいて新設できる「法定外目的税」で、宿泊事業者が料金に上乗せして徴収し、自治体に納める。同市は1人1泊につき200円を徴収し、年に約1億8千万円の税収を見込む。総務省によると、兵庫県内で宿泊税を導入する自治体は初めて。

 豊岡市は、城崎温泉や竹野浜、神鍋高原、映画「国宝」のロケ地として注目された「出石永楽館」など観光資源が多く、観光を主要な産業と位置付けている。市内の年間宿泊者は新型コロナウイルス禍の21年度は約65万人に落ち込んだが、25年度は約93万人に回復した。

 同市は18年度、観光産業の将来像を構想する「豊岡市大交流ビジョン」で宿泊税導入を検討する方針を示し、協議してきた。