雪が降る中で救助活動に取り組む兵庫県警の警察官=7日、石川県輪島市内(県警提供)
雪が降る中で救助活動に取り組む兵庫県警の警察官=7日、石川県輪島市内(県警提供)

 もう少し早く助けてあげられたら…。能登半島地震の発生後、救助隊として石川県輪島市へ派遣された兵庫署の福田哲也警部補(37)を待ち受けていたのは、厳しい現実だった。それでも、「どんな姿であれ家族のもとへ帰す」との信念を胸に活動した。心身で体感した被災地の現状を聞いた。(小野坂海斗)

 福田さんは約50人で編成する広域緊急援助隊第2陣として、4日に兵庫を出発。翌日に現地入りし、17人の隊員を指揮して、建物の下敷きになっている人の救助にあたった。

 初日は避難所や住民の聞き込みにあたり、居住実態を確認。誰と連絡が取れていないか。どこに誰が住んでいるか。集めた情報を基に6日、山間部の輪島市三井町(みいまち)で捜索を開始した。