阪神・淡路大震災の記憶や経験を伝える「語り部KOBE1995」のメンバー2人が、神戸市長田区の宮川小学校で1年生を前に体験を語った。震災当日、被災した神戸の病院で生まれた会社員の中村翼さん(29)=尼崎市=と、母と弟を亡くした小学校教諭の長谷川元気さん(38)=垂水区=で「震災を知って、命を守るために備えてほしい」と呼びかけた。(上田勇紀)
宮川小は保護者や地域団体、消防署などと連携し、11月23日に「宮川親子防災デー」を開催。避難訓練や炊き出し、学年ごとに分かれての防災学習、体験を行い、メンバー2人は1年生約30人を前に語り部活動をした。