リニューアルしたポートライナー三宮駅の外観イメージ(神戸市提供)
リニューアルしたポートライナー三宮駅の外観イメージ(神戸市提供)

 神戸市は2026年度、ポートライナー三宮駅について、1981年の開業以来、初のリニューアル事業を進める。駅舎の外壁を取り払い、船の帆をイメージして丸みのある膜材で覆う構想。外から電車の往来が見えるデザインとし、内装も一新して、明るく開放感のある空間をつくる。神戸空港で30年に国際定期便が就航してインバウンド(訪日客)が増えることを見据え、29年度末の完成を目指す。

 ポートライナーは81年、神戸ポートアイランド博覧会の開催を前に開業し、06年の神戸空港開港に合わせて延伸した。24年度の利用者約2680万人は、06年度の1・6倍になった。

 国際定期便の就航でさらなる利用者増が見込まれ、三宮周辺の再整備も進んでいることから、市は街の玄関口としての三宮駅を刷新することを計画。25年度は新たなデザインづくりや基本設計を進めてきた。

 ガラス繊維などでできてた膜材は光を透過するため、駅の内外に明るい印象を持たせられるという。26年度は実施設計に入り、27~29年度に工事する。

 また乗客増を見込み、ホームの拡張工事も進める。朝のラッシュ時などの混雑解消に向け、東側に25メートル広げる計画で、昨年10月に着工した。JR三ノ宮新駅ビル(29年度完成予定)との接続を改善する事業も進行中。ポートライナー三宮駅3階(ホーム階)に新設する西改札と同ビル4階を、現行の2階(コンコース階)改札と同ビル3階をつなげる。

 いずれも29年度末に利用を始める予定。

 市は26年度当初予算案に、関連費用計約9億2200万円を盛り込んだ。(斉藤正志)