「ブルーウェーブ」のチームロゴに植え替えられた花時計=中央区加納町6
「ブルーウェーブ」のチームロゴに植え替えられた花時計=中央区加納町6

 神戸市民に長く親しまれる中央区・東遊園地の「こうべ花時計」が、阪神・淡路大震災の年にリーグ優勝を果たしたプロ野球オリックス・ブルーウェーブ(現バファローズ)のロゴに植え替えられた。(井沢泰斗)

 ブルーウェーブは、震災が発生した1995年、「がんばろうKOBE」を掲げてリーグ優勝。30年の節目に合わせ、バファローズが神戸で主催する公式戦6試合で当時の復刻ユニホームを使うことになり、花時計も懐かしの「BW」に模様替えした。

 直径6メートルに青のペチュニアと黄のマリーゴールドなど2600株を植えてロゴを表現。7月上旬の植え替えまで、市民に当時の熱気と感動を伝える。市の担当者は「震災後に市民を勇気づけてくれたことへの感謝と、球団へのエールを込めた。公式戦を少しでも盛り上げられたら」と話す。

 神戸での公式戦は、いずれも須磨区のほっともっとフィールド神戸で開催される。