担任の先生から一人ずつ通知表を受け取る子どもたち=長田南小学校
担任の先生から一人ずつ通知表を受け取る子どもたち=長田南小学校

 神戸市立の小中学校や特別支援学校、高校や幼稚園など288の学校園で24日、2学期の終業式があった。同市長田区の長田南小学校では、子どもたちが学校生活を振り返り、冬休みに期待を膨らませた。

 長田南小の式は体育館で催され、代表の3年生2人が「頑張ったこと」を発表。体育の授業で友達にアドバイスをしたり、音楽会でリコーダーに挑戦したりしたエピソードを話した。

 思いを伝える大切さを強調してきたという山田知之校長は「みんなの前で伝えられる人が増えましたね」とうれしそう。「冬休みは楽しいことを見つけて、家族と過ごすありがたさを感じてほしい」と語りかけた。

 1年1組の教室では、担任の野田和美教諭が子どもたちを一人ずつ「名人」に認定。「友達づくり」や「お手伝い」などそれぞれの個性に合わせたキャッチフレーズを付けて通知表の「あゆみ」を手渡した。

 音楽会でシンセサイザーを演奏した「ノリノリ名人」の女児(7)は「ノリノリしすぎて少し恥ずかしくなったけど、頑張って良かった。サンタさんには、チョコの作り方の本をお願いしているの」と笑った。(尾仲由莉)