毎年夏に開かれる花火大会「みっきぃ夏まつり」=2025年8月、三木市志染町三津田
毎年夏に開かれる花火大会「みっきぃ夏まつり」=2025年8月、三木市志染町三津田

 三木市は、毎年夏に開く花火大会「みっきぃ夏まつり」について、今年から県立三木総合防災公園(同市志染町三津田)に1区画3万円の有料観覧スペースを50~70区画設ける方針を明らかにした。会場に直接、乗用車で乗り入れられる駐車券とのセットといい、市は「財源確保のために協力を募りたい」としている。(小西隆久)

 三木市議会総務文教常任委員会で市側が明らかにした。

 市によると、有料区画は乗り入れられる駐車場から徒歩数分の場所にある、中央芝生広場北の遊具公園に設ける。縦横1・8メートル程度のスペースで、椅子を4脚用意する。売り上げは最大210万円を見込み、開催経費に充てる。

 市によると、花火大会にかかる費用は会場設営約800万円、警備費約900万円、花火約700万円、バス運行約700万円などで、2026年度一般会計当初予算案には約3400万円を計上している。

 有料区画を設ける理由は、昨今の人件費、物価の高騰で、経費が昨年より130万円ほど上がっているほか、昨年110万円あった繰越金が40万円となり、深刻な資金不足に陥っているためという。有料区画については、昨年末に開かれた実行委員会で委員から提案があった。おおむね賛同を得られているといい、26年度の実行委員会で正式決定する。

 花火大会は、同市の夏を盛り上げる一大イベントとして人気を集め、例年約2万5千人が訪れる。新型コロナウイルスが5類に移行して初の開催となった2023年は、例年より大幅増の約3万5千人が訪れ、市内で大渋滞などが発生した。以降は、自家用車での乗り入れを制限し、市内で交通規制を実施する。

 市は「売れ行きによっては、花火を次年度から大幅に縮小するなど、開催中止も含めて検討していかなければならない」としている。