三木-三木上の丸駅間を走る神戸電鉄粟生線

三木-三木上の丸駅間を走る神戸電鉄粟生線

 神戸新聞社は兵庫県内の全駅について、国が公表している最新データ(2022年)を基に乗降客数ランキングをまとめました。5回目は神戸電鉄のランキングです。=記事末尾に神戸電鉄45駅の乗降客数ランキング

 ■鈴蘭台駅がダントツ

 複数の鉄道会社が乗り入れる新開地駅(約2万2千人)と谷上駅(約2万8500人)は神鉄だけのデータがないため、今回のランキングからは除外。45駅を集計しました。

 堂々の首位は鈴蘭台駅(約1万3千人)。唯一の1万人超えで、2位に約3千人の差をつけるダントツでした。鈴蘭台は「関西の軽井沢」というキャッチフレーズで戦前に分譲が始まった住宅地。駅は神戸市北区の玄関口であり、神鉄では有馬線と粟生線の接続する拠点駅です。

 2位の三田駅は約9900人。JR三田駅と接続し、三田市のニュータウンから阪神間や大阪へ通う住民がJRに乗り換える駅とあって、高い数字となっています。

 ■北区の要衝が上位に

 3位は北鈴蘭台駅(約8900人)。トップの鈴蘭台駅の隣の駅で、こちらも開発から半世紀を経た住宅街にあります。駅前の「市営桜の宮住宅」は総戸数2299戸と市内最大級のマンモス団地でしたが、老朽化のため戸数を減らして建て替えられました。