地域住民が大切に守り続けているイチョウの木。境内や周辺を黄色く染める=三木市別所町高木
地域住民が大切に守り続けているイチョウの木。境内や周辺を黄色く染める=三木市別所町高木

 三木市内各地で次々と紅葉が見頃を迎えている。地域住民によって景観が保たれている場所も多く、色鮮やかに染まる木々の足元には、世話を続ける人たちによって生み出される「今だけの輝き」があった。(大山伸一郎)

 別所町高木の大歳社境内にあるイチョウの木は、幹回りが約5メートルの巨木。高さは25メートルに達し、1906年に奉納された玉垣で囲われている。市内最大級で、黄色く色づいた姿は集落の外から見ても目立つ。