朝晩の寒さが和らぎ、春の陽気が感じられるようになり、三田市内の観光イチゴ狩り園では、次々と果実が真っ赤になる量産期を迎えている。生産者らは近年、「三田いちご」として市内産イチゴの魅力発信に努めており、新たな取り組みで誘客する施設もある。丹精されたイチゴをたっぷり味わおうと、各園は週末ごとに市内外からの客でにぎわう。(谷川直生)
■SNS映え
上相野の「かさやいちご園」では、果実の収穫体験に加え、今年から自家栽培のイチゴをふんだんに使ったパフェを販売している。サイズ展開は3種で、注目は5~6人向けを想定した特大サイズ(税込み5千円、要予約)だ。
甘みと酸味のバランスが取れた品種の紅ほっぺを20個程度使い、自家製ジャムや生クリーム、スポンジ生地などを特製グラスに詰め込んだ。総重量は約1・6キロ。圧倒的なボリュームと、イチゴの断面がのぞくビジュアルが「SNS映えする」と若者や家族連れに人気という。
同園と、地域の盛り上げを目指す関西学院大神戸三田キャンパスの学生が連携し、学生の提案からパフェの商品化を企画した。中西孝之社長(44)は「若者の視点から新しい名物として誕生した。三田いちごのおいしさを存分に楽しんでほしい」と話す。
特大サイズは1日1食限定で始めたが、好評のため3食まで増やす予定。2、3人向けの大サイズ(税込み2500円)、1人向けの小サイズ(同1200円)もある。かさやTEL079・568・1301
■非日常の空間
よつぼし、かおり野、章姫など6品種を栽培する「福助ファーム」(須磨田)は、ライトアップしたビニールハウスで楽しむ「ナイトイチゴ狩り」を始めた。カップルや大人向けを想定しており、「非日常の空間で、ゆったりとイチゴを味わってほしい」と岩下祐樹農場長(52)は話す。
同園では13棟のハウスで約3万株を栽培。生育に好影響があるという電解水素水を使い、「美水(びすい)いちご」と名前を付けて売り出している。
同園のイチゴ狩りは今季で4年目。品種によって肥料や水の量を調整するなど手塩にかけて育てており、今季は12月ごろから続々と果実がなり始めた。岩下さんは「仕上がりは例年以上にいい。夜にはイチゴも冷たくなるので、昼とは違った味わいを楽しんでほしい」と呼びかける。
金、土曜の午後7~8時。税込み3900円(ワンドリンク付き)。18歳以上が対象で1日6組限定。
日中の営業は午前10時~午後3時(水、木曜定休)。いずれも予約が必要。福助ファームTEL070・5658・6821
























