地域の住民へあいさつを終え、大避神社に向かう新郎新婦=赤穂市坂越
地域の住民へあいさつを終え、大避神社に向かう新郎新婦=赤穂市坂越

 日本遺産「北前船寄港地」の一つとして知られる赤穂市坂越(さこし)の坂越湾周辺で4日、昭和初期から伝わる結婚式を再現した「坂越の嫁入り」が執り行われた。体験した新郎本江直人さん(25)=たつの市御津町、新婦真衣さん(25)が紋付はかまや白無垢(むく)に身を包み、晴れやかな表情で地元住民らからの祝福を受けた。

 地域の伝統を継承しようと、2014年に住民団体が復活させ、実行委員をつくるなどして参加者を募っている。