「サギ阻止月間」の団結式であいさつするAKB48の岩立沙穂さん=兵庫県警本部
「サギ阻止月間」の団結式であいさつするAKB48の岩立沙穂さん=兵庫県警本部

 コンビニで電子マネーを購入させる手口の架空料金請求詐欺が多発しているのを受け、兵庫県警と県コンビニエンスストア防犯対策協議会は、6月の1カ月間を「サギ阻止月間」として被害防止に取り組む。期間中、県内の全コンビニ約2千店舗で店員による電子マネー購入客への声かけと通報、警察官による店舗巡回を強化するという。

 県警生活安全企画課によると、県内の特殊詐欺被害の認知件数は2023年に統計史上過去最悪の1224件に上り、被害の約4割は、パソコンのウイルス除去費用名目で電子マネーを購入させる「サポート詐欺」などの架空料金請求詐欺が占めた。今年も23年とほぼ同じペースでの被害が続いているため、コンビニとの連携強化を図る。