女性が詐欺被害に遭うのを防いだとして、神戸西署は、ファミリーマートかすがプラザ店(神戸市西区春日台3)オーナーの松浦晋也さん(59)に署長感謝状を贈った。
同署によると、6月20日午後6時ごろ、女性(64)が携帯電話で何者かと通話しながら、電子マネーカード30万円分を購入しようと来店。不審に感じた松浦さんが確認すると、女性は「息子のゲームの課金を支払う」と話したため、「カード番号を教えると、使われてしまって手元に金が残らないよ」などと説得。110番して詐欺を防いだ。
女性はNTTファイナンスを名乗る男から電話で、「契約したネットフリックスを解約しておらず、裁判沙汰になる」と弁護士費用など約30万円の支払いを求められ「店員から用途を聞かれたら『息子のゲーム課金で返済金を払う』と言って」と告げられたという。
松浦さんは詐欺を防いで表彰されるのは4度目といい「今まで通り、詐欺を未然に防ぐことも仕事としてやっていく」と話した。(井筒裕美)