洲本市のふるさと納税をめぐる問題で、担当課長だった男性が市議会百条委員会の証人として出席し満席になった傍聴席=25日午後、洲本市議会議場
洲本市のふるさと納税をめぐる問題で、担当課長だった男性が市議会百条委員会の証人として出席し満席になった傍聴席=25日午後、洲本市議会議場

 洲本市のふるさと納税返礼品が国の基準に違反し、2022年に制度から除外された問題で、市議会の調査特別委員会(百条委員会)が25日に開かれ、当時、市魅力創生課長として事業を中心的に担当していた男性(54)が証人として初めて出席した。市の第三者委員会などが指摘した公文書の偽造や、不正な公金管理などへの関与を問われたが「担当者が作った」「知らない」と否定した。

 元課長の男性は問題発覚後の23年に市を退職。25日の男性への尋問では、弁護士らでつくる第三者委の調査報告や市議会百条委の審議、市の調査などこれまでに判明した問題点が確認された。