宿題、どこまで必要?
西宮市の深津中学校が今年の夏休み、宿題の内容や量を「生徒が決める」というユニークな仕組みを導入した。自分で考えて学ぶ楽しさを知ってもらう狙いで、「強制」の宿題は結果として全体的に減少した。生徒から「気持ちに余裕が生まれた」といった声が聞かれる一方、保護者からは「勉強量が減った」などと懸念も寄せられたという。(地道優樹)
深津中では例年、各教科の教員の裁量で夏休みの宿題を決めてきた。主要5教科では問題集やドリルを1冊分課すことが多かったほか、美術や音楽などでも課題プリントなどが出され、教員の一部から「全体的に量を整理すべきでは」との声が上がっていたという。