兵庫県姫路市は20日、ケースワーカーとして担当していた生活保護受給者の女性に好意を持ち、不適切な関係を持ったとして、健康福祉局に在籍していた男性主事(43)を同日付で停職6カ月にするなど、2件の懲戒処分を発表した。
男性主事は、今年9月から女性を担当。10月に私用の携帯電話でショートメッセージを送った後、LINE(ライン)を通じて頻繁に女性とやりとりしていたという。
退勤後に3回、私用で夜間に女性宅を訪問しており、男性主事は「好意があった。軽率な行動だった」と釈明しているという。
10月下旬に男性主事と女性間で口論になり、男性主事が上司に報告して発覚した。男性はその後、総務局に異動となった。過去に別の女性受給者2人にも、業務用メールで私用の連絡先を伝えていたという。
このほか、職員たちが職場で積み立てていた親睦会費計35万円を私的流用したとして、男性主事(30)を停職3カ月にした。昨年11月~今年9月にかけ、管理していた口座から4回に分けて出金し、借金返済や家賃に充てていたという。