兵庫県は2025年度、けがや急病で119番するかどうかを迷ったときに電話で相談できる、救急安心センター事業「#(シャープ)7119」の全県展開に向けて、県と市町で協議会を立ち上げる。全国では31都府県が全域で実施しているが、県内で導入済みなのは神戸、芦屋、姫路の3市のみ。25年度内の利用開始を目標に、県は市町に協力を呼びかける。
#7119は24時間365日で対応できる電話相談事業。看護師が緊急性の有無や応急手当ての方法を判断する「救急相談」に応じるほか、近隣で受診できる医療機関を案内する。全国的に救急出動の件数が増える中、消防庁は救急車の適正な利用などを目的に、全国の自治体に導入を促して運営費を支援している。