兵庫県立はりま姫路総合医療センター(姫路市)は26日、転院してきた50代の女性が朝食のパンを誤嚥して窒息し、一時心肺停止となる医療事故があったと発表した。前の入院先からの引き継ぎを十分に確認せず、誤ってパンを提供したことが原因。女性は現在も意識が戻っていないという。
木下芳一病院長は会見し「患者と家族に深くおわび申し上げます。県民にも医療安全に不安を与え、おわびします」と謝罪した。
同センターによると、女性は高次脳機能障害で別の病院に入院していたが、左鎖骨を折り、昨年7月に同センターへ転院。翌朝にパンを誤嚥して窒息した。救命後も低酸素脳症による意識障害が残り、意識不明の状態が続くという。
転院元からの情報提供書には食事について、かゆや軟らかい総菜の提供が記されていた。
木下病院長は、医師や看護師による情報確認の不十分さが事故につながったと説明。同センターは女性への賠償を検討し、再発防止策として新たな入院患者の食事形態の確認を徹底するとしている。(船田翔太)























