姫路城近くの土産物店「姫路の宝蔵」。訪日客の売り上げは減っていないという=姫路市本町
姫路城近くの土産物店「姫路の宝蔵」。訪日客の売り上げは減っていないという=姫路市本町

 姫路市民以外の料金を値上げする「二重価格」の導入で収入が2倍に増えた姫路城(姫路市本町)。「見立て通り」(市の関係者)との声が上がる一方で、入城者数の減少が商売に与える影響を懸念する観光関連業者は多い。市は周辺施設の集客アップを目指し、城以外への周遊を促すクーポンを発行するなど、あの手この手を繰り出している。

 「(入城料の)値上げで追い打ちをかけられた」。城周辺で宿泊施設を運営する事業者はそう嘆く。今年1~6月の売上高は前年同期と比べて25%の減少。昨年の高市早苗首相の「台湾有事」を巡る発言で日中関係が冷え込み、客足に影響が出ていたところに冷や水を浴びせられた形という。