新たな米大統領専用機として改修した機体の前で演説するトランプ大統領=6月、ワシントン郊外(ロイター=共同)
 新たな米大統領専用機として改修した機体の前で演説するトランプ大統領=6月、ワシントン郊外(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズは10日までに、トランプ大統領が導入を推進した新型の大統領専用機エアフォースワンについて、対ミサイル能力など旧型機に搭載されていた防御機能を備えていないと報じた。カタールから譲り受けた異例の専用機で、利用前に機体を改修したが安全性に懸念があるとの声が上がっていた。

 同紙によると、旧型機は赤外線誘導ミサイルを無力化するための防御システムを搭載しているが、新専用機には関連装置が確認できないという。

 トランプ氏は7~8日にトルコで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に向かう際、新専用機を使用。復路では一部区間で旧型機も用いた。同紙は緊張が続くイランと距離が近いため、大統領警護隊(シークレットサービス)が機体変更を求めたと伝えた。

 米国は昨年5月のトランプ氏のカタール訪問後、機体を譲り受けた。機体はボーイング747で推定約4億ドル(約650億円)。外国からの高額の贈呈品に当たり、法的、倫理的に問題があるとの批判も出ていた。