神戸市内でのクマ初確認を受け、近隣のアウトドア施設では熊鈴を倍増し、ポスターで注意喚起している=三田市木器、神戸三田アウトドアビレッジTEMIL
神戸市内でのクマ初確認を受け、近隣のアウトドア施設では熊鈴を倍増し、ポスターで注意喚起している=三田市木器、神戸三田アウトドアビレッジTEMIL

 全国でクマの出没が相次ぐ中、夏のハイシーズンを迎えた兵庫県内のキャンプ場やアウトドア施設でも、県北部を中心に影響が出ている。各施設はクマ撃退用スプレーや人の存在を知らせる鈴を増やすなどの対策や情報発信を強化。集団行動や音を出して突然の遭遇を避け、食料やごみを放置しないなど、基本的なルールの徹底を呼びかける。(広畑千春)

 「昨年は募集開始後すぐに満員になったが、今年は現時点で半分から3分の2程度。クマ被害を懸念して『今年はやめておこう』という人もいるのでは」

 夏休みに小中学生向けのサマーキャンプを行っているNPO法人「ハチ高原・氷ノ山自然体験村」(養父市)の田渕那国さん(41)は気をもむ。宿がある地域や活動場所は、クマの通り道や生息地とのバッファーゾーン(緩衝地帯)ではないが、キャンセルも数件あったという。