NTTデータの男性社員=当時(27)=が2023年、同社と取引先のキリンホールディングスの有志が開催した駅伝大会に出場し、熱中症で死亡したのは予防措置を怠ったことなどが原因だとして、男性の妻(32)が両社などに約1億1千万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。原告側が3日、明らかにした。
訴状によると、男性は23年5月、駅伝大会に参加した。神奈川県二宮町を走っていたところ熱中症で倒れ、多臓器不全で7月に亡くなった。
原告側は、大口の取引先との行事で、参加拒否は困難だったと主張。異常を早期に発見し、救護する体制を構築する義務を怠ったとしている。民事調停を東京簡裁に申し立てていたが、成立しなかった。
男性の妻は東京都内で記者会見し「被害が二度と繰り返されないためにも、なぜこのようなことが起こったのか裁判を通じて明らかにしたい」と述べた。
両社は「ご冥福を心よりお祈り申し上げる。本件に関するコメントは差し控える」などとした。
























