＜県高校総体＞三田松聖初Ｖ 攻守に圧倒、3大会連続準優勝の雪辱果たす 女子バスケット

2023/6/11 22:44神戸新聞NEXT

バスケットボール女子決勝・三田松聖ー宝塚西　第４クオータ-、シュートを放つ三田松聖の竹中（１３）＝西宮市ライフパートナーアリーナ（撮影・中西幸大）

バスケットボール女子決勝・三田松聖ー宝塚西　第３クオータ-、シュートを放つ三田松聖の白箸＝西宮市ライフパートナーアリーナ（撮影・中西幸大）

バスケットボール女子決勝・三田松聖ー宝塚西　第４クオーター、リバウンドを競り合う三田松聖の阿部（中央）ら＝西宮市ライフパートナーアリーナ（撮影・中西幸大）

バスケットボール女子決勝・三田松聖ー宝塚西　第４クオーター、シュートを放つ三田松聖の白箸（右）＝西宮市ライフパートナーアリーナ（撮影・中西幸大）

バスケットボール女子決勝・三田松聖ー宝塚西　第４クオーター、シュートを放つ三田松聖の木下＝西宮市ライフパートナーアリーナ（撮影・中西幸大）

　届きそうで届かなかったタイトルをついに手に入れた。冬の全国選手権兵庫県予選は３連覇中ながら、県総体は３大会連続準優勝に終わっていたバスケットボール女子の三田松聖。悔しい思いを重ねてきた舞台で攻守に圧倒し、夏の全国切符をつかみとった。

　圧巻だったのは第３クオーター（Ｑ）。ハーフタイムに初谷監督から「最後の２０分は今までの先輩の思いを背負ってプレーしよう」と鼓舞された選手たちは、エンジン全開で畳みかけた。

　身長１７８センチの竹中が体を張ってリバウンドを奪えば、指揮官の長女で主将の初谷がスリーポイントを沈め、２年生渡部は速攻を決める。「ゴールにアタックし続けた」（竹中）と第３Ｑだけで２９得点。一気に突き放して試合を決めた。

　チームをけん引する３年生たちのテーマは「台風の目」。５人はクラスでもリーダー的存在で、練習の強度を高めるために意見を出し合うなど、積極的な姿勢で成長してきた。「自分たちで勢いをつくっていきたい」と初谷主将。初の全国総体でも臆することなく、目指すは８強進出だ。（今福寛子）