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東京五輪の金メダルを身につけて開会式に登場した阿部一二三選手(右)と阿部詩選手=11日午前、兵庫県立武道館(撮影・斎藤雅志)
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東京五輪の金メダルを身につけて開会式に登場した阿部一二三選手(右)と阿部詩選手=11日午前、兵庫県立武道館(撮影・斎藤雅志)
小学生の試合を観戦する阿部一二三選手(左奥)と阿部詩選手(右奥)=11日午前、兵庫県立武道館(撮影・斎藤雅志)
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小学生の試合を観戦する阿部一二三選手(左奥)と阿部詩選手(右奥)=11日午前、兵庫県立武道館(撮影・斎藤雅志)

 ともに2021年の東京五輪で金メダルに輝いた阿部一二三(パーク24、神港学園高出身)、詩(パーク24、夙川高出身)両選手が11日、古里兵庫の県立武道館(姫路市)で柔道大会を開いた。31都道府県から参加した小学6年生274人の熱戦に「懐かしい気持ちになった」「頑張ろうという思いが大きくなった」と刺激を受けていた。

 2人は日本オリンピック委員会(JOC)の「シンボルアスリート」。JOCとの社会貢献活動の一環として今回の「ABE CUP 2023」を企画し、初日の10日には柔道教室を催した。

 大会は無理な減量をしないように、兄の一二三選手の提案で男子5階級、女子3階級に分けて行った。2人はスーツ姿で見守り、表彰式では入賞者の首にメダルをかけ、優勝者にはカップを手渡した。参加者全員に手書きのサイン色紙も贈った。

 詩選手は、負けて悔し涙を流す子どもが印象に残ったという。「私も大会で負けるたびにお母さんに泣きすがっていた。上(2階席)から見ていて『まだまだこれから何回もチャンスがあるよ』と声を掛けたいと思った」と、敗戦からの成長に期待を寄せた。

 一二三選手は自身の小学生時代と比べ「すごくうまい。寝技も。今の小学生は強いと思った」と驚いた様子。主催者の一人として大会運営の裏側についても知ることができたといい「協力してくれた方に恩返ししたい。必ず(来夏の)パリ五輪で金メダルを取る思いが増した」とエネルギーに変えていた。(有島弘記)

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