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セーリング女子49erFX級の東京五輪代表に決まった際、「メダルレースに残りたい」と語った高野芹奈(右)と山崎アンナ=2019年12月10日、成田空港
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セーリング女子49erFX級の東京五輪代表に決まった際、「メダルレースに残りたい」と語った高野芹奈(右)と山崎アンナ=2019年12月10日、成田空港

 世界的なスポーツの祭典、五輪。普段はなかなか日の当たらない競技もメディアでの露出が増え、魅力を多くの人に広めるまたとない好機だ。23日に開幕する東京大会で、見る、するスポーツとしての面白さを伝えたい-。自国開催の大舞台を前に、活躍を期す兵庫ゆかりのアスリートを紹介する。

■男子37年ぶりメダルで盛り上げ

重量挙げ・山本俊樹(三木東高出身)

 一番の力持ちを争う重量挙げ。男子96キロ級代表の山本俊樹(ALSOK、三木東高出身)は「重いものを持ち上げた人の勝ち。誰が強いか分かりやすい」と説明する。

 1896年の第1回アテネ五輪で体操種目の一つとして採用され、1920年に独立した種目となった。東京五輪では男女各7階級が行われる。

 バーベルを床から一気に頭上へ上げる「スナッチ」と、肩の高さまで持ち上げてから体の反動を使って頭上へ差し上げる「クリーン&ジャーク」。いずれも3回ずつ挑戦でき、2種目の合計重量で順位が決まる。

 山本が五輪本番で狙うのは「メダルを手に入れるために必要な、トータル390キロ」。特に重視してきた太ももとお尻の筋肉は「常に成長し続けていて、顕著に記録に表れている」。下半身の強さは世界一と言っても過言ではなく、彼の肉体に憧れるファンも多い。

 山本は2019年世界選手権89キロ級ジャークで、日本男子42年ぶりの優勝を果たした。日本勢は1984年ロサンゼルス大会以降、五輪の表彰台から遠ざかっており、「37年取れていないメダルを取れば盛り上がる」と闘志を秘める。(金山成美)

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