東京パラリンピック第6日の29日、日本武道館で柔道(視覚障害)が行われ、2大会ぶりの優勝を目指した男子100キロ超級の正木健人(三菱オートリース、兵庫県南あわじ市出身)は敗者復活戦でフェルナンデスサストレ(キューバ)に敗れた。初出場のロンドン大会で金メダルに輝き、リオデジャネイロ大会でも銅メダルを獲得していたが、3大会目で初のメダルなしに終わった。
正木は育英高時代に全国高校総体で3位になり、名門・天理大へ。先天性の弱視のため視覚障害者柔道の道に進んだ。
今大会は初戦の2回戦でチコイゼ(ジョージア)に一本負け。続く敗者復活戦も、背負い投げで2度の技ありを奪われて一本負けした。
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