
バスケットボール男子Bリーグの2021~22年シーズンは9月30日に幕を開け、2部(B2)西地区の西宮ストークスは10月2日、ホームの兵庫県西宮市立中央体育館で熊本との開幕戦に挑む。B2の14チーム中、上位2チームが1部(B1)に昇格する。5季ぶりのB1復帰を目指す西宮は、元日本代表シューターの川村卓也らを新たに迎え、戦力を整える。(藤村有希子)
「オフェンスマシン」の異名を取り、日本をけん引した新加入の川村卓也。西宮でB1昇格に懸ける思いを語った。
-入団の決め手は。
「(移籍に際して)いくつかのチームと話し合い、B1チームとも話した時に『この1年は育成に時間を使いたい』と。今回はB1から降格しないので。一方でストークスは昨季、本当にいいところまで行って悔しい思いをして『もう一段階ギアを上げたい』と。『ふわっとした雰囲気をぴりっと締めてほしい』とオーナーからも言われた。(球団は)『何かピースが足りない』とたぶん思っていて、そのピースに選んでもらえたことと、B2のカテゴリーながら『必ず優勝を目指す』というエナジーを感じた。35歳で今後キャリアが何年続くか分からない中、自分もそういうモチベーションでプレーしたいと思っていた。チームと僕の意志が合致した」
-西宮の印象は。
「長いこと同じメンバーで構成され、いい意味で言ったら余裕があるチーム。悪い意味で言うとハリがないというか、ゆっくりした時が流れ、ほんわかしているところはあるかなと。個々の能力ではいいものを持っている選手が多いんで、お互いがパフォーマンスを通じていいものを引き出せれば、すごい大きな力になるんじゃないかと」
-練習でも川村選手は盛んに声を出していた。普段のコミュニケーションで心掛けているのは。
「移籍してきた身なので『自分はこういう選手でこういうプレーをしたい』と自己主張してから、周りと歯車を合わせていけばいいと思っている。35歳でチームを引っ張るべき立場になっているので、声を出す、コミュニケーションをとる、チームを鼓舞するだとかは、近年意識して取り組んでいる」
-8月の入団会見で「西宮では自分の力を注入した時にいいものをつくり出せる」と話した。
「ストークスはディフェンスのチームでディフェンスは頑張るんだけど、余力がなくて攻撃でパワーダウンしてしまうところがあったみたいなので、オフェンスで僕がチームに勢いを与えるような得点を挙げたりしたい。(昨季の)プレーオフで仙台に負けた時はアウトサイドシュートの成功率が低くて苦労したようなので、自分の得意なオフェンス面でパフォーマンスをチームに注入できれば、おそらくいい形になるんじゃないかと」
-「日本人選手が鍵になる」とも言っていた。
「ここは日本なんで、日本人選手が活躍してチームを支えてなんぼだと思う。海外から来た選手はあくまでもサポート役。日本のリーグは日本の選手が活躍してこそ、いいものがつくりあげられていくと信じている」
-横浜在籍時には、B1残留争いで逆転の3点シュートを決めてチームを救うなど、重圧への耐性がある。西宮でもプレーオフのような厳しい局面で支えられるのでは。
「プレーオフはレギュラーシーズンとは全く違うもの。苦しいとき、うまくいかないときにチームをどう立て直すかというすべは、いろいろ経験しながら身に付けている。うまくいっているときは、みんなうまくできるもの。うまくいかないときにどうやってその時間を短くして、波を引き戻すか。その大切さは過去、経験してきた。そこは伝えられる部分はある」
-今季の目標は。
「B1に上がることしか考えていない。今季上がれなかったら、自分がこの先このチームでプレーできるとは思っていない。それぐらいの覚悟を持って来た。大きな役割を任されている立場でもある。一人ではできないし、みんなの力を借りて、コーチのバスケットを信じてプレーする」
-関西で活動するのは、旧ナショナルリーグの和歌山在籍時以来。関西の印象は。
「みんなよくしゃべるし、人間性が明るい。みなさん積極的にコミュニケーションをとってくれる。何かボケればツッコんでくれるし」
-呼んでほしいニックネームは。
「タクって呼ばれたり、外国人やコーチにはTKと呼ばれたり。下の名前で呼ばれることが、最近は多い」
-趣味は。
「最近はご飯ばかり作っている。30歳を超えてからは体のことを考えるようになった。35歳になって疲れが残ったり、やせにくかったり、そういうことによく気付くようになり、食べるものは意識して考えるようになった。最近は副菜の作り置きばかりしている。きんぴらや、豆苗(とうみょう)と小松菜、油揚げのおひたしとか、ピーマンとパプリカの塩昆布あえとか。ネットを見れば(レシピの)情報はあるんで。こんな世の中なんで出歩いたりもなかなかできないので、休みの日はそんなんばっかです」
-子どもがいる。
「2人いる。(小学)5年生と1年生で『パパがバスケットをやっている姿が好き』『パパのプレーが見たい』と言ってくれるんで、本当に家族には支えられている」
-子どもの存在自体がプレーの原動力に?
「もちろん。子どもに『もうバスケやめて』と言われたらたぶん僕、やめちゃう。遠征で僕が家にいないときでも、文句も言わず『頑張ってきてね』と送り出してくれるんで、僕も文句は言えない。うまくいかないときでも」
-35歳の今なお、闘い続ける理由は。
「23歳の時に(旧日本リーグのリンク栃木で)優勝を経験した。どうしてももう一回、優勝したい。あの最高の舞台で、自分たちが勝ち取って優勝したいなといつも思っている。あの環境に戻りたい。あと、自分にはバスケットボールしかないと思ってここまで歩んできた。中学校ぐらいからバスケに対してはいちずだったし、自分はバスケを取ってしまったら何も残らない。燃え尽きるまで、動けなくなるまでやりたい。なかなか20代みたいには体は動かなくなってきているが、気持ちは衰えていない。もう一回、でっかい花火をボンと打ち上げて終わりたい」

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