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アイスダンス・フリー リズミカルな演技を披露する村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
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アイスダンス・フリー リズミカルな演技を披露する村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯最終日は13日、東京・国立代々木競技場で各種目のフリーが行われ、アイスダンスは村元哉中(関大KFSC、神戸市東灘区出身)高橋大輔(関大KFSC)組が合計179・50点で6位、小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が172・20点で7位だった。

 しなやかで滑らかなスケーティングが、見る者を引き込んで離さない。「和」のリズムダンス(RD)からがらりと雰囲気を変えたバレエ曲「ラ・バヤデール」。2季目を迎えたフリーダンスには、村元と高橋の進化がくっきりと表れていた。

 初実戦だった前回NHK杯は、それぞれ片足で回るツイズルで高橋がよろめき、2戦目の全日本選手権はリフトでぐらついた。シングルから転向1年目の高橋にとって、アイスダンスの演技をたたき込むのに精いっぱいだったのだろう。

 それから1年。見るからにたくましくなった高橋の体幹は難易度を上げたリフトに耐え、すべてで最高のレベル4を獲得した。同調性が求められるツイズルもぴたりと合わせた。

 「大きなミスなくまとめられて自信になった」と高橋は安堵(あんど)した。村元も「表現面でも余裕をもって滑れた」と言う。「もっと進化できる」(高橋)とフリーを継続した決断は、新たなRDの習得に時間を割くメリットもあったといい、総合的なレベルアップにつなげた。

 RDに続いてフリー、合計ともに日本歴代最高得点。1枠しかない北京五輪の切符を懸けた争いでライバルの小松原組を一歩リードした。最終決戦は12月の全日本選手権。このまま歩みを止めず、実力で主役の座に踊り出る。(山本哲志)

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