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日本記者クラブで会見する大谷翔平=15日午前、東京都千代田区
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日本記者クラブで会見する大谷翔平=15日午前、東京都千代田区
記者会見する米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平=15日午前、東京・内幸町の日本記者クラブ(撮影・高石航平)
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記者会見する米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平=15日午前、東京・内幸町の日本記者クラブ(撮影・高石航平)

 米大リーグ、エンゼルスで「二刀流」の活躍を見せた大谷翔平(27)が15日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、けがを乗り越えて活躍した今季を「必ず良くなると思っていた。不安はあったが、焦りはなかった」と振り返った。

 大リーグ4年目の大谷は、今年初めてシーズンを通して二刀流としてプレー。投手で9勝2敗、打者では46本塁打、100打点と目覚ましい結果を収めた。10月下旬に帰国し、隔離期間を終えて初めて公の場に姿を現した。

 躍進の理由に挙げたのはフィジカル(身体面)。「一番技術に結びつく。しっかりしたフィジカルがあることでできることが増える」と話した。一方で、メンタル面では「落ち込むこともあった」と素直に告白。今シーズン終盤はチームが勝ち星に恵まれず、「後半は精神的にきつい場面が多かった」という。ただ、「連戦でよかった、悪かったと結果が出るのは幸せなこと。落ち込むことも含めてよい一年だった」と振り返った。

 オールスター戦では同じ花巻東高校(岩手)出身の菊池雄星投手とともに出場。「個人的にもうれしいが、(高校の)監督やコーチの方がうれしかったのでは。毎年出られたらいい」と笑顔を見せた。ホームラン競争は「パワー勝負をトップレベルでできた。結果は残念だったが、チャンスがあればまた出てみたい」と意欲を示した。

 シーズン終了後は、打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞や、選手会の年間最優秀選手を受賞するなど表彰ラッシュに。ア・リーグ最優秀選手も有力視されているが、「今年やってきた数字を評価されるのはうれしい。ただ、待ちわびるという感覚はないし、切り替えてやっていきたい」と早くも来季を見据えていた。

 エンゼルスのマドン監督が外野手起用を含めた「三刀流」を検討していることについては、「今季もマウンドを降りた後に何試合か守った。できるに越したことはない」と前向きだ。来季へは「健康でシーズンを通して出続けること。どれだけ試合に出られるか、登板できるか。終わった後によかった、悪かったを振り返ればいい」と力を込めた。(今福寛子)

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