サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)が20日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FC戦で、2018年の神戸移籍後100試合出場を達成した。
イニエスタは試合直後、ツイッターに投稿し、「今日はヴィッセル神戸での100試合目で、勝利することができました! この数字を達成できたこと、たくさんの忘れられない瞬間を過ごせたことを誇りに思います。これからも一緒にバモス!」と喜びを表した。
この試合でイニエスタは先発出場し、前半9分に絶妙な左足スルーパスで日本代表FW大迫勇也の先制点をお膳立て。同30分には大迫が獲得したPKのキッカーを担い、右足でゴール左隅に確実に決め、前半だけでベンチに退いた。2-0の勝利に貢献し、これでチームは3連勝。10月以降負けなし(5勝1分け)と波に乗っている。
イニエスタはスペイン1部リーグの名門バルセロナや同国代表で中心選手として活躍。2018年にJリーグ史上最高の年俸約30億円(推定)で神戸に加入した。昨年1月にクラブ初タイトルとなる天皇杯全日本選手権優勝に導き、同12月には初出場のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で4強進出に貢献した。神戸との契約は今季が最終年だったが、37歳の誕生日だった5月11日に、23年シーズンまでの延長を発表。神戸に根を下ろし、クラブ史を華やかに彩っている。