スポーツ

  • 印刷
クリケットで日本人初のプロ契約を結んだ宮地静香。左投げ左打ちで、攻守の核として活躍が期待される=日本クリケット協会提供
拡大
クリケットで日本人初のプロ契約を結んだ宮地静香。左投げ左打ちで、攻守の核として活躍が期待される=日本クリケット協会提供
「もっとうまくなれる」。40歳を迎えても向上心は衰えない=日本クリケット協会提供
拡大
「もっとうまくなれる」。40歳を迎えても向上心は衰えない=日本クリケット協会提供

 クリケット女子日本代表で兵庫県西宮市出身の宮地静香(佐野クリケットクラブ)が5月にアラブ首長国連邦(UAE)で行われる新設リーグのメンバーに名を連ねた。日本クリケット協会によると、日本人初のプロ契約といい、代表最年長の40歳は「今の実力がどれくらい世界で通用するか。『日本人やるじゃん』と思わせたい」と心待ちにする。(尾藤央一)

 新リーグには約30カ国から90選手ほどが参加し、6チームに分かれて15日間で19試合を戦う。「オールラウンダーで世界ランキング1位の選手や、世界で最も速いボールを投げる選手が選ばれている」(宮地)といい、クリケットが盛んな英国、オーストラリア、南アフリカなどのスター選手らも集う。

 日本協会の推薦を受け、昨年12月にリーグと短期のプロ契約を結んだ。野球の投手にあたるボウラーを務め、「左投げはあまりいない。現地でアピールすれば試合に出る機会も多いんじゃないか」と投打の中核としての期待を背負う。

 2006年の代表デビュー以降、歴代最多の70試合以上に出場し、10年の広州アジア大会では主要国際大会で初の銅メダル獲得に貢献。19年の東アジア・カップでは最優秀打者賞も獲得した。

 プロへの思いは、8強だった14年の仁川アジア大会後に芽生えた。同年代の選手が次々引退していく中でも「個人のスキルは一番良いところに来ていた」という。

 2年ほど前から技術練習を1日30分、フィジカル練習を3時間というように配分を変えて鍛錬し「もっとうまくなると思えて楽しい」と宮地。競技生活20年を過ぎても意欲に衰えはない。

 西宮市立今津中、武庫川大付高では陸上部。同大でクリケットを始めたのは「地元が甲子園球場のそばという環境もあって、野球が大好き。野球の起源のスポーツと聞かされたことがきっかけだった」と笑う。第一人者として後進の育成も目指し「母校(武庫川大付高)にクリケット部をつくってみたい」と希望する。

 これまで海外3カ国でプレーしたが「日本がトップの国じゃないから(入団を)断られたこともあった」とプロ契約には至らなかった。だからこそ「(5月の)大会で終わりじゃない。結果を残して、他の国のチームと契約してもらえるようになるのが目標」と反骨心を燃やす。

【クリケット】英国発祥。1チーム11人で攻撃と守備を行い、投手が投げた球を打者が打ち、ウィケットと呼ばれる棒の間を往復して得点を競う。ルールは野球に似ているが、360度どこに打ってもよい。インドやオーストラリア、パキスタンなどではプロリーグがあり、年収20億円を超えるスター選手もいる。日本の競技人口は約4千人だが、世界では3億人超がプレーするとも言われている。

スポーツ
スポーツの最新
もっと見る
 

天気(10月27日)

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 20℃
  • ---℃
  • 50%

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 23℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ