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広島と引き分けた神戸イレブン=Eスタ
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広島と引き分けた神戸イレブン=Eスタ

 両監督の言葉が、痛み分けの一戦を象徴していた。神戸の三浦監督は「75分まではプラン通りに進んだ」と話した一方、広島のスキッベ新監督は「終盤は相手を自陣にくぎ付けにできた」。試合の流れは時間とともに激しく揺れ動いた。

 神戸にとって前半は自信につながる内容だった。サイドから背後を突く小田をイニエスタやサンペールが生かし、先制点もそこから。左の小田が中に切れ込んでDFを引きつけ、右の山口へ。折り返しをイニエスタが流し込んだ。守備では主力DF菊池が体調不良からようやく復帰。「体力面でまだ追い付いていない」と語ったが、気迫あふれるクリアや素早いカバリングで引き締めた。

 だが、選手交代がはまらない。前線にためをもたらしたリンコン、後半も決定的なシュートを放った小田の2トップがベンチに下がると、広島の3バック脇を突けなくなり流れが停滞。FKから同点弾を浴びた。昨季は大幅に改善したセットプレーの守備が、5試合で早くも3失点ともろさを露呈している。

 今季初ゴールを挙げたイニエスタ主将は「まだチームの力を全て発揮できていないが、良くなっていることを信じて続けたい」と悔しさを押し殺すように言葉を紡いだ。クラブワーストタイの開幕5戦未勝利で勝ち点は3。もう足踏みはできない。(山本哲志)

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