兵庫県教育委員会は17日、2021年度県スポーツ優秀選手賞に輝いた354人を発表した。東京五輪・パラリンピックの出場者と国際大会で3位以内に入った選手、全国大会の優勝者に金メダルを、国際大会4~8位と全国大会準優勝者に銀メダルをそれぞれ贈る。
個人の金は91人。東京五輪陸上女子1500メートルで日本人初の入賞を果たした田中希実(豊田自動織機TC、西脇工高出)や、同柔道女子52キロ級を制した阿部詩(日体大、夙川高出)らが受賞した。北京冬季五輪フィギュアスケート女子シングルス銅メダルの坂本花織(シスメックス、神院大)も、昨年12月の全日本選手権優勝で名を連ねた。
団体の金は東京五輪の野球で頂点に立った岩崎優ら、プロ野球阪神の3人をはじめ、総勢145人を表彰する。
受賞者数は、新型コロナウイルスの影響で例年の2割程度になった20年度から回復し、感染が拡大する前の19年度水準に近づいた。(有島弘記)