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調整練習に励む報徳フィフティーン=埼玉県熊谷市内(撮影・秋山亮太)
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調整練習に励む報徳フィフティーン=埼玉県熊谷市内(撮影・秋山亮太)

 日本ラグビーフットボール協会は30日、埼玉・熊谷ラグビー場で31日に予定されていた全国高校選抜大会の決勝について、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から東福岡(福岡)が出場を辞退したため、中止すると発表した。対戦予定だった報徳(兵庫)の不戦勝となり、初優勝が決まった。冬の全国高校大会も含め、兵庫勢が日本一になるのは初めて。

 同協会によると、東福岡が今大会対戦したチームでコロナ陽性者が29日に確認されたことから、大会実行委員会が辞退を勧告、東福岡が受け入れたという。

 報徳は4年ぶりの出場となった今大会、1回戦で札幌山の手(北海道)を90-0、2回戦は長崎北(長崎)を78-0と連破。流通経大柏(千葉)との準々決勝は、体調不良者が出た相手が出場を取りやめたため不戦勝となり、兵庫勢として初の4強に駒を進めた。

 29日の準決勝では桐蔭学園(神奈川)を36-21で退け、決勝進出を決めていた。

 大会実行委はコロナ感染防止のため、決勝後の閉会式も中止とした。

 報徳の西條裕朗監督は「子どもたちがやってきたことが認められ、うれしい」と快挙を喜びつつ、「試合なしで優勝といわれ、納得できない気持ちもある」と複雑な心境を吐露した。

(初鹿野俊)

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