Ｊ１神戸のロティーナ監督は２４日、けがで離脱中の元日本代表ＦＷ武藤が全体練習に一部合流したことを明かした。参戦しているアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）１次リーグでの実戦復帰の可能性も出てきた。

　武藤は３月２日のＪ１リーグ横浜Ｍ戦で左膝の靱帯（じんたい）を痛め、全治８～１０週間と診断されていた。ロティーナ監督は「ドクターから『すごくいい状態』と報告を受けた」と順調な回復ぶりを明かし、５月１日のＡＣＬ１次リーグ最終戦・傑志（香港）戦で「２０～３０分出られるかもしれない」と時期にも言及した。

　武藤は昨季、シーズン途中の加入ながら５得点７アシストと活躍。Ｊ１で最下位に沈む神戸にとって、反転攻勢への大きな力となりそうだ。（山本哲志）