サッカー女子プロ、Ｙｏｇｉｂｏ　ＷＥリーグで首位を独走するＩＮＡＣ神戸（勝ち点４４）は４日、広島市の広島広域公園第一球技場で８位広島と対戦する。２位三菱重工浦和（勝ち点３２）が３日の新潟戦で引き分けるか敗れた場合、その時点でＩＮＡＣ神戸の初代女王が決定。三菱重工浦和が勝っても、４日にＩＮＡＣ神戸が勝つか引き分ければ優勝が決まる。

　２日の練習では、実戦形式で攻守の連係を確認。選手たちは全体練習後もグラウンドに残り、先月２９日に対戦したばかりの広島への対策などについて意見を交わした。

　チームは開幕から１４勝２分けで無敗を誇る。「プレッシャーはあるが、チャンピオンチームはそれに打ち勝ってきたから大舞台で戦える」と星川監督。今季複数ポジションをこなし、指揮官が「陰のＭＶＰ」と評価するＭＦ伊藤は「他力ではなく自分たちの力で優勝を決める」と力強かった。（長江優咲）