バレーボールVリーグ1部(V1)女子のヴィクトリーナ姫路は8日、兵庫県姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館で開いたファン感謝デーで、中谷宏大監督(41)の退任を発表した。今季のV1ではプレーオフ進出を目標としていたが、決定力不足が響き、8勝25敗の11位に終わっていた。後任は未定。
中谷氏は竹下佳江前監督の後を受け、2020年から監督を務めていた。チームは今年4月の2部(V2)群馬銀行との入れ替え戦で2連勝し、V1残留を果たしたが、中谷氏は「私の力不足。私に力がもう少しあれば、選手やスタッフを輝かせることができた」と成績不振の責任を取った。
この日、中谷氏は選手から花束を受け取り、約800人のファンを前に、「2部から1部への昇格など、チームが大きく成長する場に立ち会うことができて本当に幸せだった」と振り返った。(井上 駿)