プロボクシング元世界２階級王者の亀田和毅（３０）が１７日、兵庫県西宮市のＴＲＹＢＯＸ平成西山ジムで会見し、同ジム移籍後初戦として７月３０日に神戸市立中央体育館でフェザー級１０回戦に臨むと発表した。２０１２年ロンドン五輪ドミニカ共和国代表のウィリアム・エンカーナシオン（３３）を迎え「いい内容で勝てたら、自信を胸にチャンピオンを狙える」と世界王座への返り咲きを期す。

　世界ボクシング協会（ＷＢＡ）スーパーバンタム級３位の亀田和は３月、兄の興毅氏が会長を務める３１５０ファイトクラブとの契約を解除。拠点を兵庫に移し、１階級上のフェザー級に初挑戦する。通算成績は４１戦３８勝（２０ＫＯ）３敗。

　相手は３３歳のハードパンチャーで、通算２１戦１９勝（１５ＫＯ）２敗。西山ジムの西山一志会長はあえて難敵を選び「この試合を経験することで和毅は必ず成長する」と期待。亀田和は、勝てば次はスーパーバンタム級で世界戦に臨む計画で「まだまだ強くなれる」と頼もしかった。（藤村有希子）