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神戸-G大阪 後半、神戸・大迫(右から3人目)が逆転ゴールを決める(撮影・秋山亮太)
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神戸-G大阪 後半、神戸・大迫(右から3人目)が逆転ゴールを決める(撮影・秋山亮太)
神戸-G大阪 後半、神戸の大迫がPKを決め同点とする=ノエビアスタジアム神戸(撮影・秋山亮太)
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神戸-G大阪 後半、神戸の大迫がPKを決め同点とする=ノエビアスタジアム神戸(撮影・秋山亮太)

■神戸2-1G大阪

 復活のエースが呪縛を解き放った。先制されれば11戦全敗だった神戸は、大迫の2得点で今季初の逆転勝ち。負傷明けで千両役者の輝きを放ったストライカーは「やっと万全の体でできる。ゴールを取ることだけを考えていた」と誇らしげに汗をぬぐった。

 出番は後半開始に訪れた。早々に先制されたが、慌てない。後半38分、武藤が体を張って奪ったPKを「復調のカギにはサコ(大迫)のゴールが必要」(武藤)と譲られ、落ち着いて決めた。さらなる大仕事は後半ロスタイム3分に待っていた。小田が粘ったボールを武藤が中央の大迫へ。背番号10は左足で浮かせると、素早く振り抜いた右足でゴール左を射抜き、スタジアムを歓喜の渦に包んだ。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の横浜M戦後に離脱し、復帰予定だった前節FC東京戦の前日に捻挫。「悔しい思いをした分、チームを助けたかった」と大迫は話す。公式戦6試合ぶり出場での2ゴールに、吉田監督も「存在感が半端ない」とうなった。

 降格危機にあるチーム同士の絶対に負けられない関西ダービー。「勝つ確率を1%でも上げたい」とスタッフは2日間で選手が通る通路の壁を深紅に染め、タオルマフラーを敷き詰めた。2万人超が詰め掛けたスタジアムも赤白の人文字で後押しした。全てはこの日の勝利のため。エースの一撃で、思いは報われた。(山本哲志)

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