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 プロ野球ドラフト会議は20日午後5時から東京都内で開かれる。プロ入りを希望する選手に義務づけ、6日に締め切られた「プロ野球志望届」を提出した兵庫ゆかりの高校生、大学生は十数人で、社会人にも有力候補がそろう。2018年以降は毎年、兵庫県出身者がドラフト1位で指名されて入団しており、今年は5年連続となる「兵庫のドライチ誕生」なるかに注目が集まる。(大原篤也、尾藤央一)

 1965(昭和40)年に始まったドラフト制度。過去最多となる5人もの「兵庫のドライチ」が誕生したのは2018年のことだ。

 オリックス、DeNA、ソフトバンク、広島の4球団が1位指名で競合した小園海斗内野手(報徳高)は抽選の末に広島が交渉権を獲得。小園のほか、根尾昂内野手(大阪桐蔭高、現中日)に4球団、藤原恭大外野手(大阪桐蔭高、現ロッテ)に3球団と指名が集中したため、西武1位の松本航投手(日体大)が12球団唯一の単独指名となった。

 続いて、抽選で外れた4球団が辰己涼介外野手(立命大)を1位指名し、楽天が交渉権を得た。3回目の指名に挑んだ阪神は近本光司外野手(大阪ガス)、ソフトバンクは甲斐野央投手(東洋大)を獲得した。

 19年は佐藤直樹外野手(JR西日本)がソフトバンクに、小深田大翔内野手(大阪ガス)が楽天に、それぞれ外れ1位で指名。20年は阪神、巨人、ソフトバンク、オリックスの4球団が佐藤輝明内野手(近大)を1位指名し、抽選の結果、阪神が交渉権を得た。外れた巨人は平内龍太投手(亜大)を1位で獲得した。

 21年は大学まで兵庫一筋の翁田大勢投手(関西国際大)が巨人に外れ1位で指名された。今季は「大勢」の登録名で抑えの切り札に抜てきされ、新人最多タイとなる37セーブをマークした。また、関学大の左腕エース黒原拓未投手は広島が2度の抽選を外した後に1位指名で獲得した。

 この4年間で1位指名されてプロ入りした兵庫ゆかりの11人のうち、黒原を除く10人はすべて兵庫の中学・高校出身者。このうち、近本、佐藤輝、大勢の3選手は11月の強化試合に臨む日本代表に選出された。

 今年のドライチ候補には春夏の甲子園大会を沸かせた高校生や即戦力と期待される大学生、社会人が名を連ね、現段階で兵庫勢の前評判は高くない。だが、昨年の全日本大学選手権で優勝投手になった長田高出身の橋本達弥投手(慶大)らがプロ志望届を提出したほか、加古川市出身の河野佳投手(大阪ガス)ら社会人にも好選手が並ぶ。

 大学4年で「小園世代」の橋本は高校3年時の全国高校野球選手権東兵庫大会準々決勝で報徳に0-1で敗れたが、対戦相手の小園に「大会で一番印象に残った投手」と言わしめた右腕だ。「運命の一日」を前に「高3の夏に覚悟を決めてからプロを目指すという思いは変わらない。プロで活躍することが目標」と決意を示す。

(指名時の所属は当時)

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