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笑顔で優勝カップを手にする蟬川泰果=23日午後、三木市の三甲ゴルフ俱楽部ジャパンコース(撮影・坂部計介)
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笑顔で優勝カップを手にする蟬川泰果=23日午後、三木市の三甲ゴルフ俱楽部ジャパンコース(撮影・坂部計介)

 ゴルフの日本オープン選手権は23日、兵庫県三木市の三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコースで最終ラウンドが行われ、21歳の蟬川泰果(東北福祉大、兵教大付中出身)がアマチュアとして95年ぶりの優勝を果たした。「日本一」の称号を争う国内屈指の舞台で、1927年の第1回大会を制した赤星六郎以来の快挙となった。

 蟬川は9月のパナソニック・オープンで男子ツアー通算6人目のアマ優勝を達成しており、ツアー史上初めてプロ転向前に複数回勝利を挙げた。飛距離と積極性を武器に第1ラウンドから4日間トップを譲らず、後続に2打差で逃げ切った。

 加東市出身で、現在世界アマチュアランキング1位の大学4年生。視野に入れているプロ転向へ大きな弾みをつけ、「タイガー・ウッズのような選手になれるよう頑張りたい」と、自らの名前の由来となった米国のスーパースターの名を挙げて一層の活躍を誓った。

 日本のゴルフ界は10代女子の新星が次々に台頭して人気を集めている。水をあけられていた男子も、この4年で学生の3選手がツアーで4勝とレベル向上が目立ち、今後へ期待が膨らんでいる。

【蟬川泰果(せみかわ・たいが)】名前はタイガー・ウッズに由来し、おもちゃのクラブを持った1歳から競技に親しんだ。大阪・興国高から東北福祉大へ進み、今年6月に下部ツアー大会で優勝。9月は世界アマチュアチーム選手権個人2位に入り、パナソニック・オープンで男子ツアー史上6人目のアマチュア優勝。177センチ、75キロ。21歳。加東市出身。

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