2回裏、橋本星哉選手の中前打で激走するイースタンの安田悠馬選手(楽天)=姫路市飯田、ウインク球場(撮影・辰巳直之)
2回裏、橋本星哉選手の中前打で激走するイースタンの安田悠馬選手(楽天)=姫路市飯田、ウインク球場(撮影・辰巳直之)

 プロ野球の若手有望選手が出場する「フレッシュオールスターゲーム」が20日、兵庫県姫路市飯田のウインク球場で開かれた。加古川市出身の坂井陽翔投手(楽天)が先発を務めるなど兵庫ゆかりの選手も躍動。約1万1千人のファンが詰めかけ、熱戦に大きな声援が送られた。

 兵庫県内でのフレッシュオールスター開催は1977年(西宮球場)以来47年ぶりで、姫路市では初めて。同市がウインク球場のナイター照明新設やスコアボードの改修などのリニューアルを記念して誘致し、開催が実現した。

 イースタン・リーグ選抜(23人)とウエスタン・リーグ選抜(22人)には、いずれも神戸市出身の堀柊那捕手(オリックス)や安田悠馬捕手(楽天)、加古川市出身の橋本星哉捕手(ヤクルト)ら兵庫ゆかりの4選手が選ばれた。

 球場には、選手を近くで一目見ようと各球団のファンが足を運び、応援歌が鳴り響くなど大盛り上がり。イチ押しの選手のタオルやユニホームを掲げ、熱い声援を送った。

 初回を三者凡退に抑えた坂井投手は「高校時代に使っていた球場でまた投げられてうれしい。緊張したが、高校のときより大きい歓声をもらい気持ちよく投げられた」と充実した表情を見せた。(橘高 声)