京都-神戸 前半、先制点を喜ぶ神戸の武藤(11)=撮影・大田将之
京都-神戸 前半、先制点を喜ぶ神戸の武藤(11)=撮影・大田将之

 明治安田J1リーグ第33節最終日の6日、ヴィッセル神戸は、京都府亀岡市のサンガスタジアムbyKYOCERAで京都サンガFCと対戦し、3-2で競り勝って同一シーズンではクラブ新記録となる6連勝を飾った。19勝7分け7敗で勝ち点64とした。

 晴天に恵まれた久々の屋外でのデーゲーム。打ち合いの展開で、最後に陽光を浴びたのは神戸だった。創設30年目でクラブ初となる6連勝を快勝で飾った。

 2点差を追い付かれて迎えた後半38分。井手口の左CKを起点に、ゴール正面で受けたジェアンパトリッキが右足で押し込んだ。待ちに待った今季初ゴール。快足FWが大事な終盤戦で値千金の働きを見せた。

 左膝裏のけがが治り、約1カ月ぶりに復帰したばかり。今季は主に途中出場で流れを引き寄せたが、数多くのチャンスに外してきた。前日に「(けがを経て)逆に強くなって、チームのためにプレーする気持ちを強くした」と語った言葉を、FWらしくゴールで示した。

 前半は理想的な展開だった。17分、中盤からボールをつなぐと、初瀬の左クロスに大迫が飛び込んで右足で合わせた。前半20分までの得点は公式戦5戦連続。終了間際には、初瀬の左FKに遠いサイドの佐々木が頭で合わせ、追加点を奪った。

 だが後半序盤に暗転。京都のラファエルエリアス、マルコトゥーリオが立て続けに豪快なミドルシュートでネットを揺らした。いずれも神戸の連係ミスがきっかけだった。

 それでも神戸は勝ち点3への執念を見せた。中盤のキーマン井出が故障するアクシデントにもひるまず、代わった佐々木が得点。吉田監督が「チーム内で一人一人が危機感を持ち、競争力はより高まっている」と語る状況を示すように、代わった選手たちが計2ゴールと結果を残した。

 中2~4日で続く公式戦7試合を6勝1分けで乗り切った。リーグ戦は残り5試合。苦しみながら勝ちを重ね、連覇へ突き進んでいる。(井川朋宏)